野生小道は、現代社会において失われつつある自然とのつながりを取り戻すために設立されました。創業者の田中啓介は、長年にわたる山岳ガイドとしての経験の中で、多くの人々が山の美しさに触れながらも、その体験を十分に内面化できていないことに気づきました。
2018年、代官山の小さなオフィスから活動を始めた私たちは、単なるハイキングツアーではなく、参加者それぞれが自分なりの方法で山との対話を深められるプログラムの開発に取り組みました。執筆、スケッチ、地質学という三つの異なるアプローチを通じて、山岳体験に新たな次元を加えることができると考えたのです。
私たちの使命は、山を訪れる人々が単に景色を眺めるだけでなく、自然との深い対話を通じて自己理解を深め、日常生活に持ち帰ることのできる豊かな経験を得られるようサポートすることです。ジャーナルに記された言葉、スケッチブックに描かれた風景、地質の知識を通じて理解された山の成り立ち。これらすべてが、参加者の内面的な成長につながると信じています。
今後も、自然体験の可能性を広げ続けることで、より多くの人々が山との意義深い出会いを持てるよう努めてまいります。私たちは、一人ひとりの参加者が自分だけの「野生小道」を見つけることを願っています。
すべてのガイドは、日本山岳ガイド協会(JMGA)認定の資格を保持しています。さらに、プログラムごとに専門的なトレーニングを受けた講師が指導にあたります。応急処置とウィルダネスファーストエイドの認証も必須としています。
参加者の安全を最優先に考え、天候モニタリング、緊急連絡体制、避難計画を含む包括的な安全管理プロトコルを実施しています。すべてのプログラムには、包括的な保険が適用されます。
Leave No Traceの原則に基づき、自然環境への影響を最小限に抑える活動を心がけています。地域の環境保全団体と協力し、持続可能な山岳ツーリズムの実践に努めています。
参加者の個人情報は厳重に管理され、プログラム運営の目的でのみ使用されます。第三者への情報開示は行わず、すべてのスタッフは守秘義務を遵守しています。
代表取締役・チーフガイド
20年以上の山岳ガイド経験を持ち、日本アルプス全域に精通しています。参加者それぞれの個性に合わせたガイドスタイルを大切にし、安全で心に残る体験を提供することに情熱を注いでいます。
アート&執筆プログラムディレクター
美術大学で教鞭をとる傍ら、自然をテーマにした作品制作を続けています。屋外でのスケッチと執筆の指導において、技術面だけでなく参加者の内面的な気づきを促すことを重視しています。
地質学プログラムリーダー
大学で地質学を専攻後、火山研究に従事してきました。専門知識を一般の方にも分かりやすく伝えることを得意とし、山の成り立ちを理解する喜びを多くの人と共有することを楽しんでいます。
プログラムコーディネーター
参加者の皆様がプログラムを最大限に楽しめるよう、きめ細やかなサポートを提供しています。事前準備から当日の運営、フォローアップまで、すべてのステップで安心して参加いただける環境づくりに努めています。
シニアガイド
15年の登山経験を活かし、初心者から経験者まで幅広い参加者に対応しています。特に山での安全管理と緊急時対応に精通しており、参加者の皆様に安心して自然体験を楽しんでいただくことに注力しています。
山岳体験は、一人ひとりにとって異なる意味を持ちます。私たちは参加者それぞれが自分なりの方法で自然との対話を深められるよう、多様な表現方法を提供しています。執筆する人、スケッチする人、科学的な理解を深める人。どのアプローチも等しく価値があり、それぞれの道を通じて得られる洞察は、その人だけのものです。画一的なプログラムではなく、個人の興味と感性に寄り添った体験を大切にしています。
山は美しく、同時に予測不可能な環境でもあります。私たちは、参加者の安全を何よりも優先し、包括的なリスク管理体制を整えています。経験豊富なガイド、適切な装備、天候への細心の注意、緊急時の対応計画。これらすべてが、安心して自然体験を楽しんでいただくための基盤となります。安全があってこそ、心を開いて山との対話に集中できると考えています。
私たちが活動する山々は、未来の世代に引き継ぐべき貴重な自然環境です。すべての活動において、環境への影響を最小限に抑えることを心がけています。適切なゴミ処理、植生の保護、野生動物への配慮。参加者の皆様にも環境保護の意識を持っていただくことで、持続可能な山岳ツーリズムの実現に貢献していきます。自然を楽しむ者として、その保護に責任を持つことは当然の務めだと考えています。
山との関わりは、終わりのない学びの過程です。私たちスタッフ自身も、新しい技術や知識を常に吸収し、プログラムの質を向上させることに努めています。参加者のフィードバックを真摯に受け止め、より良い体験を提供できるよう改善を重ねています。また、山岳ガイド業界全体の発展にも貢献できるよう、経験や知見の共有にも積極的に取り組んでいます。